雑誌やポスターを見るたびに目にするモデル。
そんなモデルへの憧れや、モデルになりたいと夢を持っている方も多くいると思います。
しかし、実際に雑誌モデルを目指そうと思っても、
「専属モデル、読者モデルは何が違うの?」
「雑誌モデルオーディションってどんなもの?」
「雑誌のオーディションでは何をするの?」
といったような悩みで夢を諦めている方はいませんか?
こちらの記事では、
- 雑誌モデルオーディションの紹介
- 雑誌モデルオーディションの流れ
- 雑誌モデルオーディションに受かるコツ・ポイントは?
について解説していきます。
目次
雑誌モデルの種類
モデルを起用している雑誌のジャンルは多く、ファッション誌だけでもティーン向けから、シニア向けまで、幅広い年齢層の雑誌が販売されています。
そして、雑誌のモデルとして、活躍するモデルには3つの種類に分けられます。
- 専属モデル
- レギュラーモデル
- 読者モデル
に分けられます。
それぞれの特徴を見てみましょう。
専属モデルとは
専属モデルは、特定の雑誌と専属契約し、基本的には他の雑誌(特に競合雑誌)に出ることはありません。
しかし、2000年以降、所属雑誌社(所属事務所)というだけで、競合雑誌への出演も珍しくなく、他の雑誌でもレギュラーモデルを務める場合があります。
そのため、1つの雑誌にしか出演できない意味の「専属」ではなく、特定の雑誌との所属契約が専属で、それ以外の雑誌とは出演するが所属契約するわけではない状態です。
このことから、「専属モデル」というよりは「看板モデル」の意味合いが強いですね。
専属契約を結んだ場合、契約期間中は継続的にモデルの仕事ができる状態になることが多いです。
その雑誌のメインの「顔」として、表紙やメインの特集などで活躍するチャンスも多くあります。
レギュラーモデルとは
特定の雑誌と専属契約を結ばずに、いくつもの雑誌やその他の仕事を並行して行うモデルのことです。
様々な雑誌への出演することができ、人気のモデルともなると、複数の人気雑誌を掛け持ちしている人もいますね。
しかし、専属契約をしていないので、次の撮影に呼ばれる保証がないのはデメリットとして言えるでしょう。
雑誌のレギュラーモデルを決めるオーディションは、年に1回程度の頻度で開催されています。
その雑誌の顔となるモデルの審査なので、その雑誌のコンセプトに合ったスタイルの良さやビジュアルが重視されるオーディションです。
合格できれば、雑誌のモデルとして、本誌で服やアクセサリー、メイク企画の撮影などの仕事が入ります。
読者モデルとは
モデルの仕事をプロとして行っている人とは異なり、一般の学生やOLなどの読者から選ばれたモデルです。
読者にとっては、プロのモデルよりも身近に感じられる存在になるでしょう。
また、人気が出れば読者モデルから専属モデルやレギュラーモデルになることも多くあります。
雑誌の読者モデルを決めるオーディションは、雑誌の専属モデルやレギュラーモデルとは異なり、一般読者の中からオシャレで影響力がある人が選ばれるオーディションです。
読者モデルになれれば、その雑誌の企画以外にも、Web媒体の撮影やインタビュー記事の仕事が入ることがあります。
雑誌のモデルを目指すなら、それぞれの雑誌の特徴を知り、どのような雑誌で、どのような形で活躍したいのかを、はじめによく考えていきましょう。
実際の雑誌モデルオーディション
実際にオーディションを行っている雑誌を見ていきましょう。
今回は、2023年にオーディションが開催され、また今後もオーディションが開催される可能性のある人気雑誌5つを抜粋しました。
- seventeen
- ViVi
- MEN’snonno
- 中学生雑誌 nicola(二コラ)
- bis
上記以外にも様々な雑誌がオーディションを実施しています。
また、雑誌に所属する以外にも事務所に所属して、そこから雑誌モデルを目指す方法やミスコンで優勝し雑誌掲載の副賞を手に入れる方法もあります。
事務所に所属するためのオーディション、ミスコンとして
- 日本最大級のキャンパスミスコン「CampusAward2024」
- キャストパワーネクスト
- ワタナベエデュケーショングループ
などがあります。
では、それぞれの募集先について詳しく説明していきます。
seventeen
募集資格 | 12歳〜18歳までの女のコ
※2023年4月からの新学年が中1〜高3 身長制限はありません! |
募集締め切り | 2023年4月13日(木曜日) |
ViVi
ガールズトレンドをリードするViViが、35周年を記念して専属モデルを募集するオーディションを開催しました。
募集資格 | 2018年4月1日現在、満14歳以上25歳未満女性
国籍、プロ・アマ問わず 他雑誌に出演中のモデルも応募可能 20歳未満の方は保護者の相違が必要 日本のみならず、全世界からViViモデルになりたい女の子の募集を受け付けます |
募集締め切り | 2023年5月19日(土曜日) |
MEN’snonno
出典:men'snonno
募集資格 | メンズノンノンの専属モデルになりたい男性
年齢23歳以下。身長175cm以上の方 (未成年の方は必ず保護者同意のもと応募) 他の雑誌などと専属契約のない方 住んでいる場所にかかわらず、ウイークデーに仕事ができること |
募集締め切り | 2023年6月30日(金曜日) |
中学生雑誌 nicola(二コラ)
募集資格 | 10歳~15歳の女の子
身長150cm以上 国籍は不問。住んでいる場所は日本全国 事務所に所属している子も応募できる 「ニコ㋲になりたい!」「芸能界デビューしたい!」などの夢のある子 応募したことは友達にばれないので安心。保護者の方に許可をもらうのを忘れずに |
募集締め切り | 2023年6月17日(土曜日) |
bis
募集資格 | 経験不問
日本国内に在住、2024年2月1日(木)時点で満13歳以上の女性(18歳未満は親権者からの同意必須) 在学中の場合は学校からの同意を得ている方 事務所/プロダクションに所属されていない方、もしくは、所属事務所/プロダクションより事前に本オーディションのエントリー許諾を受けている方 『bis』2024年3月号(2024年2月1日発売予定)からレギュラーモデルとして活動ができる方(任期は1年間を予定) 2023年12月に予定している都内での最終選考(カメラ審査)に終日参加いただける方 掲載媒体の都合上、タトゥー(入れ墨)がある方は、レタッチにより調整が入る場合がございますので、予めご了承ください。 |
募集締め切り | 2023年10月10日(火)23:59:59 |
ミスコンのグランプリに選ばれることで、人気雑誌モデルへの道が開けることもあります。
日本最大級のキャンパスミスコン「CampusAward2024」
グランプリには「GirlsAward」のランウェイ出演権・雑誌『Ray』掲載権
募集資格 | エントリー時点で18歳以上の女性(※)
専門学校、短期大学(短大)、大学、大学院のいずれかに通っている方 ※戸籍やパスポート上は男性であっても、性自認が女性である方は参加可能です |
募集締め切り | 2023年8月1日(火)〜2023年11月25日(土) |
雑誌以外にも、プロダクションなどがモデルを募集していることもあります。
キャストパワーネクスト
出典:キャストパワーネクスト
募集資格 | 経験不問
10歳~39歳までの心身ともに健康な男性、女性 |
募集締め切り | 現在募集中 |
ワタナベエデュケーショングループ
募集資格 | 特定の芸能プロダクションなどに契約していない心身ともに健康な中学1年生~29歳までの方 |
募集締め切り | 2023年12月24日まで |
他にも、様々な雑誌や芸能事務所などがオーディションを開催しています。
雑誌モデルオーディションの流れ
雑誌モデルのオーディションは、以下の流れで行われます。
- オーディション応募に申し込む
- 一次審査(書類審査)
- 二次審査(面接審査)
- 三次審査(カメラテスト)
- 合格発表
この流れは、レギュラーモデルも読者モデルもほぼ同じ流れで進みます。
オーディション応募に申し込む
まずは、オーディションを受ける雑誌のモデルオーディション情報に従って、応募することから始めます。
最近は、インターネットでの応募も増えており、専用のフォームに必要な情報とオーディション写真を添付して送信することもよくあります。
読者モデルなどは、誌面にて随時募集ページが設けられている場合も少なくありません。
また人気の雑誌では年に一回のペースで、新人モデルのオーディションを行う所も多いですね。
一般から応募する場合には、「一般応募」や「プロ・アマ不問」と記載されているオーディションに応募することができます。
オーディションの情報をしっかり探し、募集要項に書かれている情報に従って応募しましょう。
一次審査(書類審査)
一次審査では、応募された書類の情報をもとに、審査員が一次審査を実施します。
基本的には、必要事項が記入された応募書類と写真(バストアップ、全身)が必要となります。
写真はモデルのオーディションのため、スタイルがわかりやすい写真が必要です。
雑誌によって、写真のポージングの指定があるので、それに従った写真を準備しましょう。
また、身長制限などが設けられている場合もあります。
しかし、身長・体重・スリーサイズなどは、プロフィールに誤った情報を書いて応募することは絶対にやめましょう。
実際に面接の際に悪い印象を与えてしまいます。
まずは、審査員から「会ってみたい」と思われることが重要です。
そのために、写真や自己PRのアピールだけでなく、応募期限を守ること、丁寧に書くことなど基本的なことにも手を抜かず、誠実さとモデルへの熱意が伝わるように心がけましょう。
二次審査(面接審査)、三次審査(カメラテスト)
一次審査に合格すると、メールや電話などで連絡が入り、二次審査のお知らせを受け取れます。
雑誌などにもよりますが、二次審査(面接審査)と三次審査(カメラテスト)を同時に行う場合もあります。
二次審査では、質疑応答、自己PRや特技の披露、ウォーキングやポージングを審査員の前で実際に行い、合否を決定します。
質疑応答などでは、審査員からさまざまな質問がされます。
審査員に自分の言葉で、伝えたいことやアピールしたいことを伝えましょう。
雑誌モデルの場合は、特にポージングの審査も重要視されるために、表情も含めた写真写りの審査が行われることもあります。
そのため、三次審査(カメラテスト)が行われます。
三次審査では、顔やスタイルだけでなく、表情の作り方や衣装の引き立て方など、モデルとしての適性も審査されます。
合格発表
オーディションが終了した後、審査員が再度審査を行った後に、合格者の発表が行われます。
ほとんどの場合、合格者には、メールや電話にて期日までに連絡があります。
レギュラーモデルや読者モデルに合格した人は、合格者発表企画の撮影が初めての仕事となります。
雑誌モデルオーディションに受かるコツ・ポイントは?
オーディションは緊張するし、少しでも合格するためにできることはしておきたいですよね。
オーディションの合格するためにしておきたいことを紹介していきます。
スタイルがわかる写真を書類審査で送る
雑誌のオーディションでは、書類審査だけでもたくさんの応募があります。
その中で、書類審査を通過するためにも、スタイルがわかる写真を用意しましょう。
モデルオーディションに使う写真は、ボディラインが出るタンクトップとショートパンツの服装が最適です。
足の長さやボディバランスなど、全体のスタイルがわかる服装を選びましょう。
ロングスカートやニットのワンピースなど、ボディラインがわからない服装では、書類審査に通過できない可能性があります。
もちろん、アプリでの加工やプリクラの写真は絶対に使わないでください。
写真は自撮りではなく、他人に撮影してもらったもので応募しましょう。
最近では、モデルの応募用写真に特化した写真スタジオなどもあります。
オーディション(面接)の練習をする
オーディション会場では、緊張して伝えたいことが伝えられないことがよくあります。
独特の緊張感の中では、無難な答えになることが多いと思います。
しかし、無理に目立とうとすると、空回りしてしまうこともあります。
そのようなことを避けるためにも、オーディションのシミュレーションをするなど、事前に練習しておくことが大切です。
事前に練習していれば、気持ちにも余裕が出て、本番で慌てることなく落ち着いて審査を受けることができます。
主に以下のような質問が多いのです。
- なぜなりたいと思ったか。
- なぜうちのオーディションを受けようと思ったのか。
- どのようなモデルになりたいか。
- 好きなモデルはいるか。
- モデルになったらどんなことをしたいか。
- あなたにとってモデルとは。
しっかりと準備しておきましょう。
オーディションでの落ち着いた態度は、審査員からの好印象につながります。
ポージングやウォーキング、カメラテストの練習をする
オーディション本番で、緊張してうまくポージングやウォーキングができなかったと後悔しないためにも、練習をしておくべきです。
鏡の前に立って練習するときも、審査員が見ていると意識しながら練習しましょう。
このようなポージングの基礎をまとめた動画を見ながら鏡の前で練習するのも良いですね。
また、カメラテストで実物が魅力的でも写真写りが悪かったり、表情の作り方やポージングの才能がないと判断されると、不合格になることもあります。
緊張で実力が発揮できないという、もったいないことが起きないためにも事前にカメラで撮影されることに慣れておくことは重要です。
家族や友人にお願いして客観的な意見や欠点を指摘してもらい、写真を撮影する練習や、自分が一番きれいに映る角度やポーズの研究をしましょう。
動画の2:00頃よりカメラテストの様子が見られます。和やかな雰囲気で進行していますね。
美意識を高める
モデルは同世代の読者のあこがれの存在であり、ファッションのお手本です。
ファッション雑誌ではヘアメイクの特集も多く組まれるので、髪や肌のケアも大切です。
歯並びも審査のポイントとなるので、トータル的に美容への意識の高さが必要です。
実際にモデルの方々の中には以下のことを行っている人が多いです。
- 常に見られている意識をする。
- 食事に気をつける。
- 鏡を見る。
- たっぷりの睡眠時間を取る。
- 運動を習慣にする。
- 身につけるものは細部まで気を配る。
- 読書などで知性を磨く。
- 美容サロンに通う。
また、二コラTVでは実際の雑誌モデルのモーニングルーティンなどの動画があります。
これらを、参考にしてみるのもいいかもしれませんね。
SNSのフォロワーを増やす
読者モデルを目指すには、特にSNSのフォロワーをあらかじめ増やしておきましょう。
最近では、影響力のある女性が読者モデルに選ばれる傾向があります。
また、フォロワーの多い女性は、魅力があるとわかるため、書類選考が通過しやすくなります。
ファッションが好きなら服のコーディネートを、メイクが好きならメイク用品のことなどを投稿し、SNSを運用しましょう。
ファンとの交流を通じて、フォロワーを大切にし、増やしていくことで、読者モデルやレギュラーモデルのオーディションに合格しやすくなります。
まとめ
雑誌モデルの種類やオーディションの流れについて説明してきました。
レギュラーモデル、読者モデルのどちらを選択するにしても、十分な下準備と練習が必要です。
まずは、出演したい雑誌を選んで募集要項を確認し、どのモデルを目指すのかを決めましょう。
雑誌モデルは、狭き門かもしれません。
しかし、今回紹介した、雑誌モデルオーディションに受かるコツ・ポイントなどを参考にして、雑誌オーディションに受かり、活躍できるモデルになってくださいね。